8月18日 北スポSSC主催交流試合 U-9

8月18日、神根グランドにおいて北スポSSC主催の交流戦が行われました。

北スポSSCの皆様、神根FCの皆様、どうもありがとうございました。


チーム構成  T.F.C. U-9

        3年       2年       1年

         千葉 大夢    美川 笙乃    加藤 佑都

         斉藤 開輝

         石黒 秀輝

         小倉 優希

         設楽 大貴

         佐藤 大誠


試合結果(8人制、15分ハーフ)


    T.F.C. ー 北スポ

     8  ー  0      小倉優希 3  石黒秀輝 2  加藤佑都 2  千葉大夢 1


    T.F.C. ー 北スポ

     5  ー  0      小倉優希 3  石黒秀輝 1  千葉大夢 1


    T.F.C. ー 神根FC

    22  ー  0      石黒秀輝 5  小倉優希 5  千葉大夢 3  設楽大貴 3

                  佐藤大誠 3  斉藤開輝 1  加藤佑都 1  OG 1


    T.F.C. ー 北スポ(20分1本)

     2  ー  0      千葉大夢 1  小倉優希 1


総 評

お盆休みということもあって、参加選手が8人ぎりぎりになってしまいました。

クラブ選手の増員を進めていかなければいけませんね。本気でサッカーに取り組みたいと思っている小学生が皆さんのまわりにいらっしゃいましたら、一度練習に誘ってみてください。

今回の全体を通しての指示は、久しぶりに小さめなゴール(3×2m)でしたので、シュートは限りなくゴールに近づいてから打つように、ミドルシュートはなるべく使わず、出来ればGKまでかわしてから打つように指示しました。

また、試合ごとには個人技、パスワークとゲームメイクのやり方を変えるようにしました。

試合の印象としては、結果としてバイタルエリアでドリブルを仕掛ける機会が多くなり、ゴール前での混戦が非常に長く続いたように思います。

評価したい点は、混戦の中でもしっかりボールをキープし、いったんサイドに展開してから攻撃を組み立て直すことが出来ていた事です。今まではサイドにふったあと、グランダーのボールでマイナスのセンタリングを入れること、または切り返して角度のあるところまでボールを持ち出してのシュートが基本でしたが、今回は浮き玉のセンタリングをヘディングであわせることにチャレンジしていました。

実はこの形の練習はこの夏一番の人気メニューで、中央で待つ選手が両サイドにボールをふってラインを立て直し、浮き球のクロスボールを頭でのみあわせるというものです。1グループ4人編成で行い、多い時はGKをつけて100点とるまで続けていました。クロスボールが失敗して1バウンドやグランダーになっても、ダイビングヘッドで決める選手もいて、その集中力と根性をいつも発揮してくれるといいのになぁ〜と思いながら見ていました。(笑)

試合ではこのパターンで得点することは出来ませんでしたが、形としては何度もチャンスを作っていたと思います。

1トップの1年生は、こういう練習をしたことがまだ無いので出来なくて当然なのですが、その割にはゴール前で良くボールに絡んだと思います。1日を通して3得点は立派な成績だと思います。この日は普段の佑都くんより、何かテクニックを使おうとする気持ちが伝わってきましたよ。

3年生も佑都くんにプレーをさせたいというサポートの姿勢がはっきりと感じられました。クラブ員の皆さん、いつも普段から下級生の面倒をみていただき、ありがとうございます。

ヘディングに関しては、コーナーキックから2得点、絵に描いたような素晴らしいゴールがあったことはご報告しておきます。


さて、課題の話をいたしますと、今回は2つ取り上げたいと思います。

1つは最終ラインを務めてくれている選手たち。GKを含めてコミニュケーションが全くとれてません。試合中、ただ相手のFWをマークするだけ、スペースをケアするだけで、ゲームの流れを読んだり危険を感じたり、プレーの準備が出来ていません。なかなかボールが来ないので仕方ないかもしれませんが、もう少し積極的にゲームに参加できればいいなぁ〜と思います。この辺については、もう一度チーム内で話し合いましょう。

また、最終ラインまでボールを下げてサイドチェンジをする時に、相手FWにプレスをかけられたり、カットされたりした場面がありました。ボールを受ける前にしっかり動いてポジションをとりなさい。たった2、3m動くだけの予備動作で次のプレーの選択肢が変わることを、普段の練習でもやっているはずです。

それとサイド選手にパスを出してカットされた場面は、パスの距離が長過ぎました。25〜30mはあったのではないでしょうか。確かにあのパスが通っていればチャンスになったでしょう。

大人の意見といたしましては、試合の流れ、得点差を考えれば、もう1枚右に預けてから確実に右サイドの選手につなぐ選択のほうが良かったように思います。あのようなカットのされ方は、失点に結びつく確率が非常に高いものです。試合の流れを大きく変えてしまうプレーになりかねません。

しかし、ゲームでは皆さんの判断を尊重したいと思います。積極的な攻めの姿勢を評価します。コーチの意見は、そういう事もあるのか程度に覚えておいてください。こういう事は経験から学ぶほうが良いでしょう。

もう1つは、高い位置で相手ボールへのプレスのかけ方について。これに関しては以前からだいぶ言われている事と思いますが、いまだに合格点を出せません。

現在の皆さんをこのテーマでグループ分けすると、1、まぁ頑張っているなと思えるグループ、2、出来ている時といない時が半分ずつのムラのあるグループ、3、言えば出来るが言わないとやらないグループ、4、言われてもなかなか出来ないグループ。

皆さんはどのグループに入りますか。。

今回の試合では、前線の選手が良いプレスをかけて相手のミスを誘っているのに、次の選手がボサッとしていてそれを拾えなかったり、最後の試合では疲れていたのでしょうが、左サイドの選手たちがお互いに他の選手に頼ってしまい、プレスが甘くなったところをシュートまで許してしまう場面がありました。

今までの大会や交流戦では、いろいろな攻撃のパターンを試してきましたが、守備に関してはいつも同じ方法をとってきました。時には相手の攻撃が続き、苦しい守備をしなければならない試合もあるでしょう。しかし、今現在の守備の基本は、「ここでボールを奪えばチャンスになる」「ここでプレスをかければ相手がミスをする」という積極的なというか、攻撃的な守備の意識を持ってゲームに臨めるかどうかです。

たとえ大量得点で勝利したとしてもコーチが手放しで喜ばないのは、そうした局面で一人ひとりの選手が放つ迫力やオーラ、強い気持ち、チャンスとピンチを嗅ぎ分けるセンス等が、まだまだ足りないと感じているからです。

まぁ、そんなすごい3年生がいたとしても、コーチのところには来ないと思いますが。。(笑)

しかし、これは冗談ではなく、コーチが考えている理想の選手像に皆さんの個性をプラスした選手の育成を進めていく上での、現段階の率直な感想です。

皆さんには今何が必要なのか。。こう見えて、コーチも日々悩んでいるんです。。


えー、散々偉そうな事を書いてきましたが、エンジのユニフォームを着た時の姿は、コーチよりも選手の皆さんの方が迫力あります。。

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