4月28日 神根グランド交流試合 U-9

4月28日、神根グランドにおいて北スポ少年サッカークラブ、東川口フットボールクラブ、神根フットボールクラブと交流試合が行われました。(8人制)

対戦していただいたチームのみなさん、どうもありがとうございました。


チーム構成  T.F.C. U-9(3、2年生チーム)


       植竹 祐人     美川 笙乃

       千葉 大夢     山口 大貴
       斉藤 開輝     石黒 大智

       石黒 秀輝

       設楽 大貴

       小倉 優希

       町田 結弥

       金沢 怜央

試合結果


    T.F.C. ー 東川口FC(15分ハーフ)

    11  ー  0      斉藤開輝 3  石黒秀輝 3  町田結弥 2  金沢怜央 2

                  設楽大貴 1


    T.F.C. ー 北スポSSC

     6  ー  0      美川笙乃 3  斉藤開輝 1  石黒秀輝 1  小倉優希 1


    T.F.C. ー 北スポSSC

     9  ー  0      植竹祐人 4  石黒秀輝 1  小倉優希 1  美川笙乃 1

                  山口大貴 1  O.G.   1


    T.F.C. ー 神根FC 4年生(15分1本)

     3  ー  0      石黒大智 2  小倉優希 1


総 評

新しい学年になってから初の遠征、ご苦労さまでした。

川口市サッカー協会加盟のチームが集まって、U-9のカテゴリーで交流ができましたことは、非常に有意義な一日を過ごせたのではないかと思います。

4種リーグ戦の導入で下の学年の選手たちの試合機会が奪われないように、継続的にこのような場が設けることができれば嬉しいですね。

さて今回のゲーム内容の感想は、怪我の為にまだチームに合流できない選手や痛みのある選手がいるものの、全体としては調子が上がってきている印象を受けました。それと広いグランドにもだいぶ慣れてきた感じもします。

この日は、ゲームプランについては何も指示を出さずに選手たちを送り出しました。ボールポゼッション、ゲームメイク、パス廻しはどのゲームでも良くできていました。特に左右コーナー付近深くからのセンタリングに、中で落ち着いて合わせたゴールが数多くあったことは評価したいと思います。

1試合目である程度感触がつかめましたので、2試合目以降「新しいポジション」と「個人が目立つ」ということにトライしました。選手たちには事前に新しいポジションは伝えておりました。練習では率先してそこに入ってプレーしていた選手もいましたが、実戦では初めてでした。さすがに戸惑っている選手が多く、ボール廻しがぎこちなくチームとして十分機能している状態とは言えませんでした。

そんなことは当然想定内のことです。どんな状況の中でも、個人の力で打開できる技量と強いハートを持てるようにがんばりましょう。

チームプレーよりも個人プレーで目立ってほしいというコーチのお願いを、きちんと実行してくれましたか。。。

もっともっと自分の良さを積極的にアピールして、ゲームを楽しめるようになってください。


■選手全員に考えてもらいたいプレー■

この日1日を通して、1番印象に残ったプレーを紹介したいと思います。

それは1人の選手が自陣からドリブルを始め、相手選手を全員かわしてGKと1対1になり、最後は並走してきた見方選手に流してゴールを決めたシーンです。

このプレーを皆さんにお話するのは、彼のプレーが素晴らしかったからだけではありません。理由は2つあります。


 1、彼がボールを持った瞬間、自陣ペナルティエリア付近にもかかわらず、ドリブルでゴールまでボールを運ぶと
   いう強い決意にあふれていたこと。

 2、最初のゲームではパス、それ以降のゲームはドリブルという優先順位の使い分けが明確に出来ていたこと。


1の理由はおそらく瞬間の判断というよりは、前もって自分で決めていたプレーではないかと思います。コーチにさんざん「目立て」と言われ続けた結果、実行に移したプレーがあれだったのかも知れません。やるならそれくらい極端なことをしてください。「技」「パス廻し」「プレス」「勝つ」「楽しむ」といったテーマやフォーカスされている事を指示された時は、もっと徹底的に意識して取り組んでください。そういう無茶は歓迎します。。。

近いうちに、8人のうち3人はボールを持ったらパスを出してはいけないという設定で試合をしますからね。(笑)


2の理由はとても大事です。

彼はゲームメーカーでボール廻しの中心でプレーしていました。今までは。。

新しいポジションは右サイドです。彼が今一番力を入れている練習は「ドリブル」と「しかけ」です。彼が右サイドを意識してからというもの、プレースタイルが変わり、格段にドリブル技術が向上しました。変わったというよりは、プレーの幅が広がったというほうが適切なのは、この日の彼のパフォーマンスが証明しているでしょう。

与えられたポジションと役割を良く理解し、求められるプレーを発揮できること、新しいポジションに積極的にチャレンジし、自分の才能の違った一面を伸ばすことができることは、とても素晴らしいことです。

いつまでも自分の得意なポジションやプレースタイルにしがみついてないで、勇気を出して次のステップに進みましょう。コーチは最近、良い形で勝利するだけでは満足しません。皆さんの新しい発見、進歩、テーマの確認がみられない試合は不満です。。

勝敗に執着しすぎないで、ゲームでの目的を良く考えて試合に臨みましょう。


彼だけに限らずU-9のメンバーは、全員が大変な練習を積んできた選手たちです。もっと自分に自信を持ってプレーしましょう。その成果を試合で出せるかどうかは、一人一人の選手の気持ちの問題です。。

「今日は絶対こういうプレーをするぞっ」という『気持ちの強さ』の差が、パフォーマンスの差となって表れています。また自分の「気持ちの強さ」を意識できる選手は、普段の練習での集中力や取り組み方も違ったものになると思います。

「試合でもっといいプレーがしたい」と思う気持ちが強いほど、良いプレーができるのです。

「サッカーがもっと上手くなりたい」と思う気持ちが強いほど、上手くなるのです。

この「気持ちの強さ」の部分で最初から差がついていては、選手としての実力差も時間が経てば経つほど広がってしまいます。この事は、しっかりとよく覚えておいてください。

では、気持ちを強く持つためにはどうすれば良いのでしょうか。

いろいろな方法があると思いますが、1つは「自分自身との対話」だとコーチは思います。皆さんは他の人のことはあーだこーだ言う事が多い割には、自分自身のことを考える時間が少ないように感じます。(笑)

人間の心は1秒ごとに変化します。絶えず今の自分の心がどういう状態なのかを問いかけてみましょう。

「昨日の自分を10としたら、今の君たちはレベルいくつかなぁ〜。」

「100億万」「無限〜っ」という、瞬間的にアドレナリンを大量放出させる才能のある14番タイプの選手の皆さんは、できるだけ放出時間を延ばしてください。

ニヤッと笑ってうなずくだけの11番タイプの選手の皆さんも、内側に秘めた闘志をプレーで表現する時間を延ばしましょう。

よろしくお願いします。。(笑)

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