選手のみなさん、昨年度の活動ご苦労様でした。
上の表は1年間の対外試合でのクラブ、スクール、カテゴリー別の得失点結果です。
過去の記録を見ると、みなさんもいろいろな事を思い出すのではないでしょうか。コーチはみなさんの試合のビデオをよく見ますが、今、1年間を振返って感じる事をいくつかお話します。
●スクールチーム
スクール選手の対外試合は大変だったと思います。低学年選手はほとんどの場合、上位学年選手との試合になってしまいました。また、上級生選手もクラブ選手と一緒の試合で、何かと気苦労もあったことでしょう。(笑)
スクール選手は試合での技術の発揮、頑張りが主な評価の対象でしたので、勝敗や得失点は気にしなくても。。という事でしたが、とはいえ、サッカー選手である以上、勝ちたい、ゴールを決めたいという気持ちはどの選手も同じように持っていると思います。昨年度は「もっとサッカーが上手くなりたい」という気持ちを強くコーチにぶつけてくるスクール選手が何人か出てきてくれた事は、とても嬉しいことです。そのような選手は試合で結果も出せるようになりましたし、数値を見ても技術力が飛躍的に向上していることが分かります。このようにスクール選手の中からも「目標を明確に持った取り組み」をすることや「向上心を継続する」ことが出来る選手が育ってきてくれた事は、チームにとっても大きな財産になっています。
選手の中には普段から忙しく、試合に参加できない、練習出来る時間が少ない等の事情のある選手もいるかと思いますが、今自分が出来る範囲の中で無理をせず、サッカーに取り組んでください。その分、楽しむ時は思いっきり楽しみましょう。
スクール選手にはいつも言っている事ですが、対外試合よりも普段のチーム内紅白戦を大切にしてください。
みなさんが学ぶべき事、見習う選手は他所のチームにいるのではありません。みなさんのすぐそばにいます。あまりに近すぎて普段は気がつかないかも知れませんが、チーム内には素晴らしい選手がたくさんいます。自分が目標とする先輩や仲間からたくさんの事を吸収してください。(悪い所はマネしないように。。)
これからも楽しくがんばりましょう。
●クラブチーム
クラブとしての活動も皆様の御協力のもと、今年度で3年目を迎える事が出来ました。体制としてはまだまだ不十分なところばかりですが、選手たちはそんな中で頑張ってくれています。
特にクラブ選手は、遠方よりわざわざ通っていただいている選手がほとんどです。日頃から選手をサポートしていただいているご家族の皆様には、心から感謝いたしております。
選手たちの学年もあがり、トップ選手が5年、4年生になりました。今まで取り組んできた事の成果が試される時期でもあります。それと同時に将来に向け、新たな種も植えなければなりません。今年度の活動は、そのバランスをとりながらの取り組みになりますが、恐らく選手1人1人異なるタイミング、内容で行われる可能性が高いと思われます。
試合では、昨年度のようにチームテーマを最優先したプレーをするのではなく、個人個人のテーマをそれぞれが発揮するため、ゲーム内容がかなりバラバラな試合が多くなる事が予想されます。リーグ戦や交流戦の多くはそのような事を確認する場として活用していきますので、何卒御理解をいただけますようお願いいたします。
昨年度の教訓として、勝負しに行く試合も数試合は設定いたします。
いずれにせよ、あっという間にみなさんはコーチのもとを卒業していってしまいます。それまでに、みなさんが将来直面するであろう事柄にしっかり対処できる選手になるための基礎をここで身につけて欲しいと思っています。
選手のみなさんは、この事が大前提にあっての普段の取り組みであることを忘れないでください。
いよいよこれからがみなさんの実力を見せる時です。練習時にもお伝えしてある通り、全選手が輝く選手になっていくために頑張りましょう。
T.F.C.07年度の得失点表です。
チーム構成選手別でまとめています。