THE SAUL BELLOW SOCIETY OF JAPAN
NEWSLETTER

APRIL 2004 SBSJ Vol.16

発行:会長 半田拓也      編集:代表理事 町田哲司

日本ソール・ベロー協会事務局

530-0055 大阪市北区野崎町1-25 新大和ビル3階 大阪教育図書内
TEL 06-6361-5936  FAX 06-6361-5819
E-mail:daikyopb@osk4.3web.ne.jp
ホームページ:http://www.onyx.dti.ne.jp/~bellow/

目次

第16回日本ソール・ベロー協会大会予告と研究発表の申込募集

2003年度会員活動報告(2003年4月1日〜2004年3月31日)

Saul Bellow Journal 18.2 (Fall 2002)―特集Saul Bellow as a Comic Writer―》

協会活動

2003年度会計報告(2003年4月1日〜2004年3月31日)

会費納入と値上げのお願い・その他

日本ソール・ベロー協会会則(2003年10月10日改正)



第16回日本ソール・ベロー協会大会予告と研究発表の申込募集

 第16回大会は、10月15日(金)午後2:00〜5:30(1:30受付開始)に、大阪府高槻市の高槻市生涯学習センター(JR高槻駅より0.5km)、もしくは高槻市立総合市民交流センター(JR高槻駅前)にて開催されることになりました。            
 つきましては、同大会の研究発表の申込を募集いたしますので、奮ってご応募ください。
 会則第2条にありますように、本会の目的は、「ソール・ベロー及び関連諸分野の研究」ですので、ベローに関係のあることでしたら何でも結構です―例えば、他のユダヤ系作家、ユダヤ教・文化、フェミニズム批評、ベローと共通テーマを持つ他の作家(ユダヤ系である必要はありません)との比較、など。多数の会員のご応募をお待ちしております。
 発表ご希望の方は、@氏名、A所属大学または機関、B発表題目(仮題でも結構です。ホーム・ページの英語版にも掲載しますので、英語の題目もお書き添えください)をご記入のうえ、事務局までお申込ください。発表時間はお一人30分、質疑応答は15分です。
 
締切日:2004年4月30日(必着)
お問合せ先:大阪教育図書内・日本ソール・ベロー協会事務局

*懇親会(5:45〜7:30)
  場所:松坂屋高槻店5階・龍門(JR高槻駅前)会費:5000円
  
*理事会を、12:30より開きます。

◎10月14〜17日頃の大阪、神戸は、早めに予約しておかないと部屋が取れない可能性がありますので、駅に近い高槻市内のホテルを紹介しておきます。アメリカ文学会会場校の甲南大学まで、1時間弱程度です。

・「たかつき京都ホテル」高槻市城西町4-39/TEL.072-675-5151(シングル−税・サービス料別で8500円/9500円。JR高槻駅まで0.8km、阪急高槻市駅まで1km。両駅とも送迎バスあり。30分に一本)

・「高槻サンホテル」高槻市城北町2-12-6/TEL.072-676-8787(シングル−税・サービス料込みで5040円/6825円。JR高槻駅まで0.6km、阪急高槻市駅まで0.1km)

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2003年度会員活動報告(2003年4月1日〜2004年3月31日)

《著書》
○坂口佳世子(宮崎大学)『ソール・ベロー研究――ベローの文学とアメリカ社会――』(成美堂,2003年11月28日)
  序章   ソール・ベローの文学とアメリカ社会
       0「アメリカ人作家」ベローの誕生
  第一章 『宙ぶらりんの男』論
       1 日記を読む
  第二章 『犠牲者』論
       2 真の犠牲者とは
  第三章 『オーギー・マーチの冒険』論
       3 都市とテクノロジーと自由
  第四章 『この日を掴め』論
       4 トミー・ウイルヘルムの再生
  第五章 『雨の王ヘンダソン』論
       5 文明社会におけるエロスとタナトスの共生
       6 高度文明社会における罪と罰
  第六章 『ハーツォグ』論
       7 緑と水のモチーフを求めて
  第七章 『サムラー氏の惑星』論
       8 偉大なるパロディ社会
  第八章 『フンボルトの贈り物』論  
       9 フンボルトの贈り物としての『フンボルトの贈り物』
       10 シカゴを解読する
  第九章 『学部長の十二月』論
       11 閉じられた「都市」と閉じられた「社会」
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《論文》
○半田拓也(福岡大学)「“Looking for Mr. Green” におけるベローの推敲と善への憧れ」『福岡大学人文論叢』35.1(2003年6月):203-35.

○中山真理子(富山大学・非)「Dangling Man 再考――ニューヨーク知識人の政治と文学観の変遷に着目して――」『中部英文学』(日本英文学会中部支部)22(2003年):77-88.

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Saul Bellow Journal 18.2 (Fall 2002)―特集Saul Bellow as a Comic Writer―》

Ben Siegel ----- 3
Confusion Under Pressure: Saul Bellow's Comic Look at Society and the Individual
Sukhbir Singh ----- 23
The Political Satire in Henderson the Rain King
Sarah Blacher Cohen ----- 40
  Saul Bellow's Ravelstein and the Graying of American Humor
Peter Hyland ----- 50
Second-Hand Inferno: The Irony of Bellow's The Actual
Sanford E. Marovitz ----- 61
Melville and Humor in Bellow's Early Stories
Lillian S. Kremer ----- 78
High Art/Low Life: The Human Comedy in Saul Bellow's Fiction
Takuya Handa ----- 93
Irony and Humor in Seize the Day
Gloria L. Cronin and Blaine H. Hal ----- 111
Selected Annotated Critical Bibliography 1998

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協会活動

○2003年5月1日:『ニューズレター』第15号発行 
○    9月1日:大会案内発送
○  10月10日:2003年度理事会 (於: ルブラ王山・1階 ちぐさ)
○  10月10日:第15回日本ソール・ベロー協会大会(於:ルブラ王山・地下1階 かきつばた)

@開会の辞 半田拓也
A総会 町田哲司(関西外国語大学)
B研究発表

司会:池田肇子(福岡女学院大学)
1.中山真理子 「Dangling Man 論――40年代文学の先駆的作品として――」

司会:大工原ちなみ(富山大学)
2.吉田倫子(大阪産業大学・非)「『雨の王ヘンダソン』にみる生命の循環」
3.鈴木元子(静岡文化芸術大学)「レイン・キング・ヘンダソンのボディ・イメージをめぐって」

    *懇親会(於:ルブラ王山・地下1階 りんどう)

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2003年度会計報告(2003年4月1日〜2004年3月31日)

収入の部

前年度繰越金 63722
会費 200850
懇親会費 73000
合計 337572


支出の部

通信関係費 18524
大会・懇親会関係費 122023
ISBS会費 146338
ホームページ関係費 15744
次年度繰越金 34943
合計 337572

2004年4月1日     代表理事 町田哲司 印

会計書類等を監査の結果、以上の報告に相違ありません。
                      会計監査 橋本賢二 印

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会費納入と値上げのお願い

 2004年度会費納入用の郵便振替用紙(日本ソール・ベロー協会:00940-5-109785)を同封いたしておりますので、よろしくお願いいたします。会費は2000円です。また、日本ソール・ベロー協会と提携関係にあるアメリカのInternational Saul Bellow Society(ISBS)にも所属する方は、7000円(日本ソール・ベロー協会2000円+ISBS 5000円)となります(この場合、振替用紙の通信欄に、氏名、住所、所属を英語でお書き添えください)。ISBSに所属しますと、同学会の機関誌Saul Bellow Journal を受け取ることができます(年に一回程度発行されます)。
 昨年度までの日本ソール・ベロー協会の会費は1500円でしたが、協会活動の活性化と拡大をはかるため、今年度より2000円とさせていただきたく存じます(昨年度の総会で、理事会より提案し、承認をいただきました)。会員の皆様方にはご負担をお掛けしますが、ご理解のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。また、ISBSの会費が5ドル上がりましたので、こちらのほうも、今年度より5000円とさせていただいております。

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【名簿記載事項の追加について】

 2000年度の名簿から、FAX番号とE-mailアドレスを追加しております。まだ掲載していない方で、今後掲載してもよい方は、「郵便振替用紙」に番号、アドレスをご記入ください。E-mail, Fax等で事務局までお知らせいただいても結構です。迅速な意見の交換や、連絡に便利ですのでよろしくお願いします。

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【原稿募集】

 事務局では、ニューズレターに掲載する原稿を募集しております。ベロー研究に関係のあることでしたら何でも結構ですので、事務局までお送りください。

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日本ソール・ベロー協会会則(2003年10月10日改正)

第1条(名称)本会は日本ソール・ベロー協会と称する。

第2条(目的)本会はソール・ベロー及び関連諸分野の研究と、会員相互の交流をはかることを目的とする。

第3条(事業)本会は前条の目的を達成するために次の事業を行う。

1.総会の開催
2.調査・研究のための諸活動
3.調査・研究成果の刊行
4.会報(ニューズ・レター)の発行
5.研究発表会・講演会等の開催
6.その他、本会の目的達成に必要と認められる事業

第4条(会員)会員はソール・ベローの研究に関心を持ち、所定の年会費を納めたものとする。

第5条(会費)本会の年会費は2、000円。アメリカのInternational Saul Bellow Society (ISBS) にも加入する場合は7000円とする。

第6条(役員等)本会に次の役員等を置き、会員の中から選出する。

1.会長、代表理事各1名。理事会が理事の中より候補者を推薦し、総会で承認を得る。
2.理事。各地区毎に若干名。構成員数に応じて増減。総会で選出する。
3.会計監査 1名。総会で選出する。
4.その他、本会に必要と思われる諸役については、適宜会員の中から総会の決議に基づいて会長がこれを委嘱する。

第7条(役員の任期)役員の任期は2年とし、再任を妨げない。

第8条(事務局)事務局は、総会の承認を得た事務機構に運営を委託する。

第9条(経費)本会の運営は会員の会費、寄付金、その他の収入をもって当てる。

第10条(事業年度)本会の事業年度及び会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終了する。

第11条(会則の変更等)本会の会則の変更、会費その他の重要な事項の決定は総会の議決による。

申し合わせ事項

(1)総会及び研究発表会は年一回開催する。
(2)本会の本部、事務局は下記の所へ置く。

(本部) 福岡大学 半田拓也研究室内   
(事務局) 大阪教育図書内

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