THE SAUL BELLOW SOCIETY OF JAPAN
NEWSLETTER
MAY 2002 SBSJ Vol.14
発行:会長 半田拓也 編集:代表理事 町田哲司
日本ソール・ベロー協会事務局
530-0055 大阪市北区野崎町1-25 新大和ビル3階 大阪教育図書内
TEL 06-6361-5936 FAX 06-6361-5819
E-mail: daikyopb@osk4.3web.ne.jp
目次
第14回日本ソール・ベロー協会大会のお知らせ
協会ホームページの立ち上げについて
2001年度会員活動報告(2001年4月1日〜2002年3月31日)
非会員ベロー関係文献、発表等(国内)
海外ベロー関係文献
2001年度会計報告(2001年4月1日〜2002年3月31日)
協会活動
会費納入のお願い・その他
日本ソール・ベロー協会会則(1999年10月28日改正)
第14回日本ソール・ベロー協会大会のお知らせ
日時:10月12日(土)午後3:00〜6:00/2:30受付開始
場所:青山学院大学青山キャンパス第15館
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
TEL 03-3409-8111(代)
《プログラム》
@開会の辞 半田拓也
A総会
B特別講演(予定) Keith Botsford (Boston大学教授)
(昨年の総会での招聘決定にもとづき、現在交渉中です)
Cシンポジウム
「Seize the Day の ambiguous ending をめぐって」
発表者:町田哲司(関西外国語大学)
半田拓也(福岡大学)
野口啓子(津田塾大学)
片渕悦久(同社社女子大学)
*懇親会 (6:15〜8:00) 場所:青学会館
*理事会を、12:30より開きます。
協会ホームページの立ち上げについて
(アドレスはhttp://www.onyx.dti.ne.jp/~bellow/)
5月の連休も束の間、会員の皆様におかれましては、ご多忙な毎日をお過ごしのことと存じます。
さて、ここ数年来の懸案でありました日本ソール・ベロー協会のホームページにつきましては、昨年度の総会で立ち上げに着手することが決定されて以来、理事各位ならびに関係者の協力を得て、鋭意原案作成に努めて参りましたが、この4月に最初のアップロードを行うことが出来ました。以後、若干の訂正と更新を行い、今日を迎えておりますが、会員の皆様には、本ニューズレターが開設の最初のお知らせとなりますので、ここにサイト作成にあたっての基本的な考え方をご説明し、会員の皆様方のご理解とご協力をお願い致します次第です。
本ページの内容については、昨年度の理事会で、大方の意見が一致した線に基づいて作業を進めましたが、作成の現場では次のような方針で臨みました。
1. 小さく作って、時間をかけて育てることができればと考えました。したがって、最小構成での出発を考えました。
2. 操作性、機能性を優先し、軽く動いて使いやすいものを目指すこと(例えば、左フレームの目次は原則として常に見えるようにし、掲示版は新しいウィンドウとして、ホームページを参照しながら投稿できるようにするなど)。ただし、(開く)スピードについては写真は例外として、画質を優先したいと考えました。
3. テキストの字をできるだけ読み易くしたいと考えました。
4. 理事会の提案に沿って掲示板を設置し、情報交換の場としての価値を高める。
5. ニューズレターは、Web pageの特徴を生かして、できれば個人業績(著作や論文)についてはレジメ、abstractなどをリンクし、情報を付加したいと考えました。
このうち画像の表示スピードについては、一般的なモデムによる接続では多少遅いかもしれませんが、予想される接続スピードの高速化を視野にいれ、静止画像ではこの程度の画質は通常レベルと考えました。また、掲示板につきましては、海外からのアクセスではコンピュータに日本語フォントがインストールされていないケースが考えられますので、書き込みのフレームだけは日本語の文字化けがないように、画像ファイルを用いるなど、工夫しております。
会員の皆様にはぜひ、ご閲覧頂き、ご意見やコメント、あるいは改善点のご提案等がありましたら、ご教示をお願い致したく存じます。同時に、本ページを充実していくために、以下のお願いを致したく存じます。
1. 会員の皆様で、ご自分のホームページやメールアドレスにリンクをご希望の方はご連絡をお願い致します。
2. ニューズレターに掲載の業績について、リンク可能なレジメ、abstractなどをお持ちの方はご連絡をお願い致します。
3. 発信可能なソール・ベロー関係の情報をお持ちの方は、できるだけ掲示板に投稿をお願い致します。
4. 本ホームページの目的に沿った、掲載可能なソール・ベロー関連の画像、写真などをお持ちの方はご連絡お願い致します。
なお、以上のご連絡はウェブ担当者(メールアドレスはbellow@onyx.dti.ne.jp)までメールでお願い致したく存じます。(会長
半田拓也)
2001年度会員活動報告(2001年4月1日〜2002年3月31日)
《研究発表》
○Vardaman, James M., Jr.(早稲田大学)“Ravelstein as Novel” (日本アメリカ文学会,2001年10月13日, 於:岩手県立大学)
○片渕悦久(同志社女子大学)「死せる Bloom,甦る Bellow――起死回生の Ravelstein」(日本アメリカ文学会,2001年10月13日, 於:岩手県立大学)
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《論文》
○吉田倫子(神戸大学・院生)「Saul Bellow『ハーツォグ』の現実の教師たちによって体言された現実」『神戸英米論叢』15(2001年8月): 57-81.
○吉田倫子(神戸大学・院生)「『サムラー氏の惑星』にみる悲劇性」KWANSAI REVIEW 19・20合併号 (2001年9月): 41-61.
○半田拓也(福岡大学)「ソール・ベローとキース・ボッツフォード」 『福岡大学人文論叢』33.3 (2001年12月): 1447-73.
【補追】
○鈴木元子(静岡文化芸術大学)“Henderson the Rain King and the Biblical Animals: From Pig to Lion.”『静岡文化芸術大学研究紀要』1(2001年3月): 27-35.
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《著書》
○片渕悦久(同志社女子大学)「「あること」と「なること」――ソール・ベロー『雨の王ヘンダソン』のアイデンティティ・クエスト」町田哲司,江尻雅一,片渕悦久編『アイデンティティとアメリカ小説――1950年代を中心に』晃洋書房,2001年4月: 55-71.
○三杉圭子(神戸女学院大学)「冷戦とリベラル・イマジネイション――ソール・ベローの『オーギー・マーチ』」山下昇編『冷戦とアメリカ文学 21世紀からの再検証』世界思想社,2001年9月: 76-98.
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《ユダヤ系作家関係文献》
○秋本秀紀(関西大学)「共同の模索と対立,1950年代への道のり――冷戦時代のニューヨーク知識人(前)」『関西大学文学論集』51.1(2001年7月): 1-22.
○秋本秀紀(関西大学)「共同の模索と対立,1950年代への道のり――冷戦時代のニューヨーク知識人(後)」『関西大学文学論集』51.2(2001年10月): 1-20.
○秋本秀紀(関西大学)『ニューヨーク知識人の源流――1930年代の政治と文学』彩流社,2001年10月.
非会員ベロー関係文献、発表等 (国内)
○斎藤博次(岩手大学)「希望としての忘却――『オーギー・マーチの冒険』における忘却の意味について」松本昇,松本一裕,行方均編『記憶のポリティックス――アメリカ文学における忘却と想起』南雲堂フェニックス,2001年10月: 268-84.
○伊藤有紀子(早稲田大学・院生)「アニータ・ブルックナーとソール・ベロウ――ユダヤ性の表出」(早稲田大学比較文学研究室第180回月例研究発表会,2001年11月17日,於:早稲田大学)
○広瀬佳司(ノートルダム清心女子大学)The Symbolic Meaning of Yiddish?A Study of the Brothers Singer, Bernard
Malamud and Cynthia Ozick. 大阪教育図書,2002年2月.
海外ベロー関係文献
○Rosenberg, Warren. Legacy of Rage: Jewish Masculinity, Violence, and Culture. Amherst: U of Massachusetts P, 2001.
【補追】
○Quayum, M.A. and Sukhbir Singh, eds. Saul Bellow: The Man and His Work. Delhi: B.R. Publishing Corporation, 2000.
2001年度会計報告(2001年4月1日〜2002年3月31日)
収入の部
前年度繰越金 | 269750 |
会費 | 189760 |
懇親会費 | 71500 |
寄付(大阪教育図書) | 10000 |
合計 | 541010 |
支出の部
通信関係費 | 11670 |
大会・懇親会関係費 | 70465 |
国際ベロー協会費 | 138772 |
雑費 | 3000 |
次年度繰越金 | 317130 |
合計 | 541010 |
2002年4月1日 代表理事 町田哲司 印
会計書類等を監査の結果、以上の報告に相違ありません。
会計監査 橋本賢二 印
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協会活動
○2001年 4月 1日:『ニューズレター』第13号発行
○ 9月 1日:大会案内発送
○ 10月12日:2001年度理事会 (於: 青山学院大学青山キャンパス総研ビル第17会議室)
○ 10月12日:第13回日本ソール・ベロー協会大会(於:青山学院大学青山キャンパス総研ビル第18会議室)
@開会の辞 半田拓也
A総会
B研究発表
統一テーマ: 「ベローにとってのマラマッド、マラマッドにとってのベロー」
司会:坂野明子(専修大学)
発表:
君塚淳一(茨城大学)「The People と Henderson the Rain King――Bernard Malamud が望む作品における人間受苦とコメディー性」
大場昌子(日本女子大学)「Mr. Sammler's Planet と The Tenants――他者との対峙をめぐって」
杉澤伶維子(同志社大学・非)「モラリストたちの闘い――The Dean's December と God's Grace」
*懇親会(於青学会館本館2階校友会A室)
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会費納入のお願い
2002年度会費納入用の郵便振替用紙(日本ソール・ベロー協会:00940-5-109785)を同封いたしておりますのでよろしくお願いいたします。会費は1500円です。また、アメリカの国際ソール・ベロー協会会員にもなると、Saul Bellow Journal を受け取ることができます(年に一回程度発行されます)。国際ベロー協会にも所属する方の会費は6000円(日本ベロー協会1500円+国際ベロー協会4500円)となります(振替用紙の通信欄に、氏名、住所、所属を英語でお書き添えください)。
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【名簿記載事項の追加について】
前々回の名簿から、FAX番号とE-mailアドレスを追加しております。まだ掲載していない方で、今年度より掲載してもよい方は、「郵便振替用紙」に番号、アドレスをご記入ください。E-mail, Fax等で事務局までお知らせいただいても結構です。迅速な意見の交換や、連絡に便利ですのでよろしくお願いします。
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【原稿募集】
事務局では、ニューズレターに掲載する原稿を募集しております。ベロー研究に関係のあることでしたら何でも結構ですので、事務局までお送りください。
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日本ソール・ベロー協会会則(1999年10月28日改正)
第1条(名称)本会は日本ソール・ベロー協会と称する。
第2条(目的)本会はソール・ベロー及び関連諸分野の研究と、会員相互の交流をはかることを目的とする。
第3条(事業)本会は前条の目的を達成するために次の事業を行う。
1.総会の開催
2.調査・研究のための諸活動
3.調査・研究成果の刊行
4.会報(ニューズ・レター)の発行
5.研究発表会・講演会等の開催
6.その他、本会の目的達成に必要と認められる事業
第4条(会員)会員はソール・ベローの研究に関心を持ち、所定の年会費を納めたものとする。
第5条(会費)本会の年会費は1、500円。国際ソール・ベロー協会にも加入する場合は6000円とする。
第6条(役員等)本会に次の役員等を置き、会員の中から選出する。
1.会長、代表理事各1名。理事会が理事の中より候補者を推薦し、総会で承認を得る。
2.理事。各地区毎に若干名。構成員数に応じて増減。総会で選出する。
3.会計監査 1名。総会で選出する。
4.その他、本会に必要と思われる諸役については、適宜会員の中から総会の決議に基づいて会長がこれを委嘱する。
第7条(役員の任期)役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
第8条(事務局)事務局は、総会の承認を得た事務機構に運営を委託する。
第9条(経費)本会の運営は会員の会費、寄付金、その他の収入をもって当てる。
第10条(事業年度)本会の事業年度及び会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終了する。
第11条(会則の変更等)本会の会則の変更、会費その他の重要な事項の決定は総会の議決による。
申し合わせ事項
(1)総会及び研究発表会は年一回開催する。
(2)本会の本部、事務局は下記の所へ置く。
(本部) 福岡大学半田拓也研究室内
(事務局) 大阪教育図書内
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