THE SAUL BELLOW SOCIETY OF JAPAN
NEWSLETTER
APRIL 2001 SBSJ Vol.13
発行:会長 半田拓也 編集:代表理事 町田哲司
日本ソール・ベロー協会事務局
530-0055 大阪市北区野崎町1-25 新大和ビル3階 大阪教育図書内
TEL 06-6361-5936 FAX 06-6361-5819
E-mail: daikyopb@osk4.3web.ne.jp
目次
第13回日本ソール・ベロー協会大会のお知らせ
2000年度会員活動報告(2000年4月1日〜2001年3月31日)
非会員ベロー関係文献、発表等(国内)
海外ベロー関係文献
2000年度会計報告(2000年4月1日〜2001年3月31日)
協会活動
新役員紹介
会費納入のお願い・その他
日本ソール・ベロー協会会則(1999年10月28日改正)
第13回日本ソール・ベロー協会大会のお知らせ
日時: 10月12日(金)午後3:00〜6:00 /2:30受付開始
場所: 青山学院大学青山キャンパス総研ビル10階第18会議室
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
TEL 03-3409-8111(代)
《プログラム》
@開会の辞 半田拓也(会長・福岡大学)
A総会
B研究発表
統一テーマ: 「ベローにとってのマラマッド、マラマッドにとってのベロー」
司会:坂野明子(専修大学)
発表者:君塚淳一(茨城大学)
大場昌子(日本女子大学)
杉澤怜維子(同志社大学・非)
*懇親会 (6:15〜8:00)(会費:学生―5000円、一般―6000円)
会場:青学会館本館2階校友会A室
*理事会を、12:30より総研ビル10階第17会議室で開きます。
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2000年度会員活動報告(2000年4月1日〜2001年3月31日)
《研究発表》
○間瀬欣英(愛知淑徳大学・院生)「盗まれた指輪とその奪回の意味―ソール・ベローのA Theftをめぐって」(日本英文学会中部支部第52回大会,2000年10月21日,於:愛知県立大学)
○池田肇子(福岡女学院大学)「Herzog―知識人の内なる冒険」(日本英文学会九州支部大会,2000年10月28日,於:福岡女学院大学)
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《論文》
○吉田倫子(神戸大学・院生)「Saul Bellow―『この日をつかめ』のタムキンが導く同胞愛」『神戸英米論叢』14
(2000):37-53.
○片渕悦久(同志社女子大学)「Henderson the Rain King の時代錯誤,あるいは適時性―Saul Bellow と1950年代アメリカ」『英文学研究』77.2 (2000): 117-30.
○橋本賢二(大阪教育大学)「ソール・ベロー『ほんとうの人』(1997):多面的検証」関西英語英米文学会編『二十一世紀への飛翔』大阪教育図書,2001: 263-86.
○橋本賢二「ソール・ベロー:世紀末の展開―『盗み』から『ほんとうの人』へ」『大阪教育大学英文学会誌』46
(2001): 91-101.
○馬場美奈子(関西学院大学)「ユダヤ系アメリカ文学に描かれたアイデンティティの諸相―ディアスポラ・ホロコースト・イスラエル」『アメリカ研究』35
(2001).
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《ユダヤ系作家関係》
○馬場美奈子 "The Young Gangster As Mythic American Hero: E.L. Doctorow's Billy Bathgate." Critical Essays on E.L. Doctorow. New York: G.K. Hall, 2000.(初出: MELUS 18.2 [1993])
○馬場美奈子「ユダヤ系アメリカ人のアイデンティティ――文学批評家の意識を中心に」五十嵐武士編『アメリカの多民族体制――「民族の創出」』東京大学出版会,2000: 113-37.
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非会員ベロー関係文献、発表等(国内)
○畑中和紀子(明治大学・非)「ソール・ベローの文学に見る老い」(日本マラマッド協会月例会発表,2000年4月8日,於:青山学院大学)
○斎藤博次(岩手大学)「ソール・ベロー――悲嘆と希望のはざまで」『週間朝日百科 世界の文学』43 (2000): 86-87.
○堀邦維(日本大学)『ニューヨーク知識人――ユダヤ系知性とアメリカ文化』彩流社,2000.
○畑中和紀子「ソール・ベローと『老い』」『文学空間』Y.7(創樹社, 2000): 169-82.
○佐伯彰一「八十代作家のしたたかさ――ベローの場合」『群像』55.12 (2000):
198-205.
○河野徹(法政大学)『英米文学のなかのユダヤ人』みすず書房,2001.
【補追】
○西口正宏(市立大月短期大学)「ソール・ベローの『犠牲者』についての一考察」日本英語文化学会編『異文化の諸相』朝日出版社,1999: 222-34.
○陣崎克博(広島女学院大学)『ユダヤ系アメリカ文学研究』大学教育出版,2000.
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【ベロー著作】
○ Bellow, Saul. Ravelstein. New York: Viking, 2000.
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海外ベロー関係文献
○ Neelakantan, G. Saul Bellow and the Modern Wasteland. New Delhi: Indian Publishers' Distributors, 2000.
○ Cronin, Gloria and Gerhard Bach. Small Planets: Saul Bellow as Short Fiction Writer. East Lansing, MI: Michigan State UP, 2000.
○ Atlas, James. Bellow: A Biography. New York: Random House, 2000.
○ Dorman, Joseph. Arguing the World: New York Intellectuals in Their Own Worlds. New York: Free P, 2000.
○ Cronin, Gloria L. A Room of His Own: in Search of the Feminine in the Novels of Saul Bellow. Syracuse, NY: Syracuse UP, 2001.
○ Saul Bellow Journal: Issues of Blackness and Whiteness. 16.2, 17.1, 17.2 (Triple Issue, 2000-2001).
【補追】
○ Harap, Louis. In the Mainstream: The Jewish Presence in Twentieth-Century American Literature,
1950s-1980s. New York: Greenwood, 1987.
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【寄贈図書】
次の図書を日本マラマッド協会より寄贈いただきました。記して感謝の意を表します。
○日本マラマッド協会編『ホロコーストとユダヤ系文学』大阪教育図書,2000.
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2000年度会計報告(2000年4月1日〜2001年3月31日)
収入の部
前年度繰越金 | 233170 |
会費 | 227990 |
懇親会費 | 39000 |
寄付(大阪教育図書) | 10000 |
合計 | 510160 |
支出の部
通信関係費 | 17130 |
大会・懇親会関係費 | 79657 |
国際ベロー協会会費 | 121023 |
雑費 | 22600 |
懇次年度繰越金 | 269750 |
合計 | 510160 |
2001年4月1日 代表理事 町田哲司 印
会計書類等を監査の結果、以上の報告に相違ありません。
会計監査 橋本賢二 印
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協会活動
○ 2000年 4月 1日: 『ニューズレター』第11,12合併号発行
○ 9月 1日: 大会案内発送
○ 10月13日: 2000年度理事会(於:高槻市総合センター内)
○ 10月13日: 第12回日本ソール・ベロー協会大会(於:高槻市生涯センター)
《プログラム》
@開会の辞 半田拓也
Aシンポジウム:「『雨の王ヘンダソン』を読む――1950年代の文脈の中で」
町田哲司(関西外国語大学)「はじめに――なぜ、'50年代か」
江尻雅一(関西外国語大学)「'50年代のアメリカ――豊かさの中で」
小林美智代(大阪教育大学・非)「ケルアックの'50年代――『路上』を読む」
新宅美樹(法政大学・非)「メイラーの'50年代――『鹿の園』を読む」
片渕悦久「『雨の王ヘンダソン』を読む――'50年代の文脈の中で」
B総会 町田哲司
*懇親会(於龍門)
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新役員紹介
平成12年10月13日の総会で、新役員が次のとおり選出・承認されました。任期は、平成13年4月1日より2年間です。
理事:佐々木肇(北海道、東北地区)
坂野明子(関東地区)
野口啓子(関東地区)
佐川和茂(関東地区)
進藤謙之助(中部地区)
渡辺克昭(関西地区)
町田哲司(関西地区)
半田拓也(中・四国、九州地区)
池田肇子(中・四国、九州地区)
会長:半田拓也
代表理事:町田哲司
事務局:大阪教育図書
会計監査:橋本賢二
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会費納入のお願い
2001年度会費納入用の郵便振替用紙(日本ソール・ベロー協会:00940-5-109785)を同封いたしておりますのでよろしくお願いいたします。会費は1500円です。また、アメリカの国際ソール・ベロー協会会員にもなると、年に2回 Saul Bellow Journal を受け取ることができます。国際ベロー協会にも所属する方の会費は、6000円(日本ベロー協会1500円+国際ベロー協会4500円)となります(振替用紙の通信欄に、氏名、住所、所属を英語でお書き添えください)。
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【名簿記載事項の追加について】
前回の名簿から、FAX番号とE-mailアドレスを追加しております。お使いの方で掲載してもよい方は、今年度の会費納入用紙に番号、アドレスをご記入ください。迅速な意見の交換や、連絡に便利ですのでよろしくお願いします。
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【日本アメリカ文学会登録団体認可報告】
日本ソール・ベロー協会は、今年度4月に、日本アメリカ文学会登録団体の申請を行い、登録団体に認可されましたので、報告させていただきます。申請に先立って、理事の間でメール等を通じ意見交換を行いました。
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【お詫びと訂正】
The International Saul Bellow Society 発行のSaul Bellow Society Newsletter, vol.3 no.1 の6ページに"The Saul Bellow Society of Japan ... is planning to translate all of Bellow's works."とありましたが、これは協会活動活性化の一案として今年度の理事会、総会に提案を予定しているもので、まだ協会の公式計画となったものではありません。理事会、総会で承認を得、公式計画に位置付けられれば、次のニューズレターで会員の皆様に参加を呼びかけさせていただきます(公式計画とならない可能性もありますが、いずれにしましても審議過程は報告させていただきます)。今回は、誤解を与える表現を用いたことを深くお詫び申し上げます。
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【原稿募集】
事務局では、ニューズレターに掲載する原稿を募集しております。ベロー研究に関係のあることでしたら何でも結構ですので、事務局までお送りください。
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日本ソール・ベロー協会会則(1999年10月28日改正)
第1条(名称)本会は日本ソール・ベロー協会と称する。
第2条(目的)本会はソール・ベロー及び関連諸分野の研究と、会員相互の交流をはかることを目的とする。
第3条(事業)本会は前条の目的を達成するために次の事業を行う。
1.総会の開催
2.調査・研究のための諸活動
3.調査・研究成果の刊行
4.会報(ニューズ・レター)の発行
5.研究発表会・講演会等の開催
6.その他、本会の目的達成に必要と認められる事業
第4条(会員)会員はソール・ベローの研究に関心を持ち、所定の年会費を納めたものとする。
第5条(会費)本会の年会費は1、500円。国際ソール・ベロー協会にも加入する場合は6000円とする。
第6条(役員等)本会に次の役員等を置き、会員の中から選出する。
1.会長、代表理事各1名。理事会が理事の中より候補者を推薦し、総会で承認を得る。
2.理事。各地区毎に若干名。構成員数に応じて増減。総会で選出する。
3.会計監査 1名。総会で選出する。
4.その他、本会に必要と思われる諸役については、適宜会員の中から総会の決議に基づいて会長がこれを委嘱する。
第7条(役員の任期)役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
第8条(事務局)事務局は、総会の承認を得た事務機構に運営を委託する。
第9条(経費)本会の運営は会員の会費、寄付金、その他の収入をもって当てる。
第10条(事業年度)本会の事業年度及び会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終了する。
第11条(会則の変更等)本会の会則の変更、会費その他の重要な事項の決定は総会の議決による。
申し合わせ事項
(1)総会及び研究発表会は年一回開催する。
(2)本会の本部、事務局は下記の所へ置く。
(本部) 福岡大学半田拓也研究室内
(事務局) 大阪教育図書内
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