(2008、3、26)

 今日はちょっとカタイ話です。(無駄に明るい壁紙でお贈りします)
今夜(3月26日)、地元で『新名神高速道路(城陽〜八幡間)地元自治会設計協議』という
会議が行なわれて、参加してきました。

 これは、先週くらいに回覧板で案内されていた会議で、
うちの近くの京奈和道路と第二京阪道路を繋ぐために、
(ほとんど抜本的見直し路線になっている)第二名神の
城陽〜八幡間を平成28年度完成を目指して建設する
という話の為のいわば地元説明会のようなものでした。

 で、7時に会場に行くとまず資料とお茶を渡されて、
市の職員さんが司会で
西日本高速道路株式会社の人が挨拶をして、
概要説明が始まりました。

 プロジェクターでスクリーンに映した絵に
工事長さんが灯りのポインターで示しながら、
出来る道路の概要や、近隣市道などをどうする予定か、
出入り口の説明
これからの工事が進むおおよそのタイムスケジュール
を話されました。

 それから、環境補足調査の報告をされました。
これが、大気質のNO2の測定とか騒音の測定、そしてその予測数値なのですが、
もらった資料にはその数字はなく、
しかも専門用語を慣れない感じで羅列して説明されるので、
ツライツライ!

んで、それから質疑応答にはいったのですが、
そこまでですでに1時間を超していて、8時過ぎ。
(こういう説明会は始めてなので1時間半〜2時間くらいかなと予想していたのですが)
でるわ、でるわ。意見・質問が。

うーん、はっきり言って、面白かった。
前半の説明では気を失いかけたけど、
地元のいろいろな人の意見とその意見を言う姿、
それを聞く市とNEXCO(だっけ?)の社員の人の反応。

まず、農家の人が「なんのメリットもなく、
農地へ行くのがさらに不便になる。
加えて、騒音など環境は悪くなるし、
今便利な京奈和の入り口も遠くなって、
悪いことばかり」という意見
「前も東区間(城陽〜大津間)の説明があったけど、
流れた、その時よりも道路行政への風当たりが更に強くなって、
暫定税率もなくなりそうなのに、ほんまに出来るんか?
金あるんか?」とか
「風をさえぎるのでヒートアイランド現象になるんじゃないか?」という意見や
「地下にしろ」とか
「せめて、無料の橋を作れ(併設)」
独自に環境数値を計測している人は、「スクリーンで見せた数値では信用できない
その数値は資料として配布してほしいし、どこが調べたものか、予測数値を出しているのか
はっきりして欲しい」
前にも地域によっては説明会があったらしく、「その時に市からNEXCOへどんな要望をだしているのか
教えて欲しいといっておいたのに、回答がない」
などなど・・・・

特に納得した意見は、
「騒音の予測数値で、その観測場所は今は高速の乗り降り付近だから、
その側道片方しかほとんど影響してない所だけど、
それが対面交通になって、しかも距離が近くなるのに、
少ししか騒音が上らないというのは、おかしいんじゃないか?」
で、それに対しての回答が、
「はっきりしたことは言えないけれど、
測定ポイントと予測ポイントは違うので・・・」
ってのがおかしかった。
「だとしたら、測定ポイントで予測したらもっと数値が上るってことやん!」
と思わずつっこんでしまった。

まあ、そんなこんなで、
思いの外時間はかかって、
2時間を過ぎても意見は収まらず、
結局3時間近くかかってしまった。
面白かったけど、疲れました。

はあ、
大きな視点で見ると京奈和道と第二京阪を繋ぐ道はどこかに欲しいと
私は思うけれど、
まあ、地元にはほとんどいいことなしではあるわな・・・
住環境は決してよくはならないだろうし、
どうなるんかな・・・?

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