はっぴぃすまいる

おもいで。

原作の方には姿も形もない(笑)マジカルプリンセスの本です。

あのころのコアなチャチャファンの間では、「マジカルプリンセスの存在は是か非か」の間で激論が交わされていたそうですが(詳しくは知らん)…私としては「そんなんどっちでもええやん、マジプリ様可愛いし」ってところでしたね〜。ていうか、なんでそんなくだらねぇ事でイチイチ激論できるのか理解しがたいのですけど。

とはいえ。かようにしてアニメにしか登場しない彼女でありましたが。それに加えて、ほとんどお決まりのセリフしか喋らないという何とも謎に包まれたミステリアスな存在で…と言うと聞こえが良いけど、つまるところスポンサーサイドの都合によって生み出されたオモチャの販促キャラでしかないワケで、その辺どうも合点がいかなかったのも事実。

キャラとしての色がまったく見えない彼女だから、実際こうしてマジプリ様のえっち本を出そうにも、さてどうしたモノやら…と、コタツの中で丸まって考え込んだものです。その時のコタツの上にはミカンが乗ってなかったのが敗因かも。ミカン好き〜★

そうこう思いを巡らしているウチに結局時間がヤバくなってきたので(毎度のこと)、当時の私の得意技を出すしかなく(笑)、考え無しの行き当たりばったりで描こうと腹をくくったのです。それは絵コンテも作らずおもむろに下描きに入るという過去の大惨事の再現。

17ページの下描きの完成までに三日しか掛かってないっていうんだから、現在の約6倍もの超高速描画モードだったらしい…。ちなみに現在そのモードはハードウェアの仕様が変更されたので使用不可です(苦笑)。当然そうやって描いた物がマトモな出来のハズはないから、とんでもなくバカバカしくてショ〜モナイ物ができましたとさ。めでたしめでたし。

とは言え、現在の「ありみかさとみの絵柄」の基本ラインが見えてきたのはこの本の頃です。コレより前の本では絵柄が右往左往しまくってます。…とか書いては見たものの、他人から見ればどの辺がどう違うのかイマイチ分からない、というのがこの業界の定説ナリですが。


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.Created: 1998/03/18, Last-modified: 1998/03/18