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マーケティングディレクター 鈴木 淳 経歴

経歴

千葉大学工学部工業意匠課卒業

平成2年 鐘紡株式会社入社。後にカネボウファッション研究所チーフプランナー。

前期は、生活者重視の商品開発を切り口に、繊維、アパレル、生活用品などの幅広い分野での生活者調査〜商品開発を行いました。生活者の生活実態や心理に切り込んでいく調査と、生活者が求めるトレンドをバランスさせました。これが現在のニーズ、ウオンツの分析等による生活者視点での商品価値の活性化プランにつながっています。

後期は、アパレルや服飾関連、雑貨業界などの商品開発や販売促進などの活性化事業を手がけることで、少ない費用でどうすれば、効果があがるのか?という問題に常に取り組んできました。

平成8年 繊維・ファッション業界の将来を考え、超高齢社会に対応するために、「誰もがファッションを楽しめる社会作り」ユニバーサルファッションを提唱。
平成10年 鐘紡退社 
独立自宅でまったくの0から協会設立準備を始める。
平成11年 発起人代表としてユニバーサルファッション協会を設立
平成12年 協会を銀座並木通りに移転(日本一のファッションストリートに)後に銀座8丁目に再移転

東京都知事より特定非営利活動法人認可(現在法人90個人180名の国内最大のファッション非営利団体に)

現在 プランニング業の傍ら、同協会副理事長を兼務。

誰もがファッションを楽しめるためには、「生活者志向の商品」「誰もが買いやすい売り場作り」「顧客の多様性に対応した接客」の3つが重要であることから、それぞれの啓蒙活動や指導を行なっている。

平11、12

通産省ユニバーサルデザイン懇談会委員(第1次、第2次)

平12〜14 静岡県ユニバーサルデザイン専門委員
ユニバーサルデザイン対応商店街指導など
静岡県より委託「UDアイデアヒント集(小売業編)皆が喜ぶ店作り執筆」
平12〜15

JIS高齢者配慮設計指針―アパレルワーキンググループ委員
(高齢者に配慮した衣服設計指針の設定を行なう)

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業務歴

(カネボウ在職時の9年間を含みます)


■ユニバーサルファッション・ユニバーサルデザインの普及・啓蒙活動(平10〜15年)

ユニバーサルファッションは、私が名づけ、体系化を図り、普及活動の中心にいました。

ユニバーサルファッションは、平均値商品の大量生産により、着られる服が無い、自分に合う服が 無いなど「ファッションに対する悩みや不満を解消する」商品を提供する活動です。

高齢化、多様化する日本のファッション市場においては、重要な課題であり、日本の中小零細企業 の生き残りのために取り組むべき分野だと考えます。

1)ユニバーサルファッション協会の設立・運営

・会員組織の運営体制構築
・情報発信(ファックス通信、会報誌、メーリングリスト等)
・講演、セミナーなどによる情報提供

2)ユニバーサルファッション商品および店作りの指導・普及活動
・会員企業のコンサルティング活動
・商品推薦制度の構築(人にやさしい優れたファッションを支援する)
・展示会の企画・運営
・ファッションコンテストなどとの共催事業運営
・商品開発、店作りガイドブック類の取材・執筆


3)人にやさしい店作りと販売・接客の指導など


■東京都皮革鞣製業界事業コーディネート(平8〜15年)

東京都墨田区の皮革鞣製業界は、海外の皮革素材や、合成皮革などにシェアを奪われ厳しい状況に あります。東京都による支援をより効果的に実施するために、東京都と業界の調整役、事業コーデ ィネーターとして、事業立案、アドバイス、事業の実施などに関わっています。

皮革鞣製業界21世紀推進ビジョン立案および支援事業効率化のための提案
・東京都の支援事業全体にかかるアドバイス
・商品開発、展示会事業、ファッションショー開催事業などの見直しプラン
・新事業の提案(活力アップセミナー、ギフトショー出展、販促支援事業など)

支援事業の実施

・新商品開発事業(皮革を用いた新製品による販路開拓)
・ジャパンクリエーション出展(ファッション業界への素材のアピール)平15より
・プロモーション支援事業(鞣製業界10社への販促コンサルおよびツールの制作)
・ギフトショー出展(皮革製品の展示会出展)



■各地産業界 活性化事業プロデュース (平成4〜10年頃)以下おもにカネボウ在職中

低価格のアジア商品、有名ブランドの欧州商品によって苦境に立たされている日本の産地を高付加価値・高利益体質に転換するための事業を提案し、実施までをプロデュースする仕事をしました。

基本的な取り組みは、産地の資産である技術力、素材、ソフトなどの強みを、適切な方法で訴求していくことをベースに、産地にとっての顧客に対する満足度を高める諸施策をプランし、実施までお手伝いしました。

岐阜県 産業活性化プランおよび事業実施(東京、大阪に次ぐアパレル、繊維産地)

東京・大阪およびそのほか地域


■ 事業提案およびプロデュース

いろいろあって書ききれませんが、それぞれの企業の強みを生かしながら、生活者のニーズに沿った商品を作り、それに対して購買意欲をわかせるプロモーションをするかということがポイントでした。ファッション業界のノウハウは生活者が欲しいものを把握するために活用することができたし、他分野での企画経験により、商品の基本的なコンセプト・品質・機能などの重要性を学びました。


■ 商品企画

かなり幅広い業種の仕事をしました。時にはクライアント企業と一緒にプロジェクトを組んで、時には単独で商品企画を行ないました。売れないものを企画すると仕事が続かないから、真剣勝負の連続でした。


販売促進支援

展示会やファッションショーのようなイベントから、チラシやカタログまでプランしてコーディネートすることが多く、いかに商品価値を適切に伝えるか?いかにお客様に関心を持ってもらえるか?について考えました。


調査・情報・教育支援

上記の仕事も調査から入るようにしていました。まずターゲットを詳細に知ることが何より必要だと判断したからです。その他にも、いろいろな業界向けに戦略立案や商品開発などのための基礎調査を委託されることも多かったのです。その中から、商品開発のための調査、営業のための調査、社内調整のための調査などがあることを学びました。

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