「入りやすい」「買いやすい」「選びやすい」「心地よい」
これらはユニバーサルな売場のための欠かせないことです。
ユニバーサルデザインが目指すのは、健康で身体が丈夫な人はもちろんですが、お年寄りや小さな子供、目や耳・身体の不自由な人、病気や怪我をしている人、妊婦、子供をつれたお母さん、外国人など、誰もが、楽しく、自由に買い物ができるようにすることです。
配慮や工夫の一例
(こんな配慮や工夫をしているお店を探してみてください。)
1)お店に入りやすくするための配慮
・かけ声や音、においなど五感に訴える演出をしている。 ・何のお店かわかりやすいカンバン、店頭ディスプレイがある。 ・商品サンプル、写真入りメニューなどは見やすい。わかりやすい。 ・段差にスロープを設置している。 ・通行の妨げになる放置自転車、看板、植木等を片付けている ・通路が広くて、整理されている。 |
2)買い物をしやすくする配慮
・ユニバーサルな配慮や設備について、パンフレットが用意されている。 ・価格、サイズやカラーなどの表示が見やすい ・店内のコーナーやレジ、トイレなどの位置がわかりやすく表示されている。 ・商品が、手に取りやすい位置に置かれている。 ・安全に持てるように包装するよう心がけている |
3)接客や対応でのちょっとした心配り
・お客様の声を集め、お店の改善に役立てている。 ・難しい専門用語を使わず、わかりやすく説明してくれる ・荷物をもちやすく包んでくれる |
4)お年寄りや体の不自由な人への配慮
・車椅子利用を考慮して、高さの違うカウンターを選べる ・低めのハンガーラックや棚などを用いる ・点字ガイドを用意したり、手話等を用いて説明している ・腰掛けて休める場所が店内に用意されている。 ・試着室に腰をかけられる椅子、荷物を置く台を用意している ・トイレは車イスでも使える。もしくは、近所の車イス用トイレを案内してくれる。 ・買い物中に手荷物を預かったり、自宅まで荷物を届けるサービスをしている |
※良いところというのは、なかなか気づきにくいものです。
その場合、不満や不便さを感じた店と比較することで、良い点が見えてくることがあります。