PNG についてあれこれ

このサイトでは GIF をカンペキに使うのやめて、代わりに PNG を使っているのであります。

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PNG って何ぞ?

ぴんぐって読みます。 Portable Network Graphics の略。

知ってる人も多いと思いますけど、いま現在でも Web の主流画像フォーマットでありつづけてる GIF には「ライセンス問題」なるものが存在しております。 GIF 画像ってのは、作るときには画像データが圧縮されて、逆に表示するときには解凍(伸張)するとゆー方法によって、その結果ファイルサイズが小さくなってベンリ〜なワケですが、その圧縮伸張の仕組みが UNISYS とゆー会社の特許になってるのであります。

GIF が普及するまでは特許について黙ってたくせに、世に普及したあるひとつぜん、「オラオラ〜そいつぁウチトコが特許もってるんだぞ〜、 GIF ファイルを表示保存できるソフトはともかく金払え〜」とか叫びだしたからさぁタイヘン。そのあおりで最近は GIF 画像だけ扱えない、なんていうのも画像方面のフリーウェアには多いわけで。フリーウェアであっても金払えって事らしーので。

てゆーか、反感買いますよね、コレ(笑)。そこで登場したのが PNG でありまして。PNG はだれでも自由に使えるようにライセンスモンダイが絡まないように規格がつくられてるし、そのうえ GIF と TIFF の良いトコ取りをして、さらに進化をもくろんでつくられたです。 "PNG" は "PNG is NOT GIF" の略でもあるとかいう説もあったり。

PNG のよいところ。

ファイルサイズが小さくなる。
おなじ画像でおなじ 256 色なら GIF よりちいさいファイルになりやすいです。インターレース PNG にするとヤバいけど(笑)
可逆圧縮。
JPEG は非可逆圧縮とゆって、データを間引きして圧縮してるので元の画像よりはカクジツに品質劣化があります。 PNG の圧縮は劣化が起きない方式です。たとえばフルカラーの BMP があったとして、それをフルカラー PNG に変換した場合、たいがい元の半分くらいのファイルサイズになるし、もちろん JPEG 保存と違って劣化もまったく無いという。スバラシィ。んなワケでぼくはフルカラーで劣化なく画像を保存したいときは、 PNG を使うことが普段から多いです。
フルカラーもインデックスカラーも扱える。
従来 GIF にしてきたような、 256 色以下で済む軽い画像にはインデックスパレットモード (PNG-8) でいいし、フルカラーじゃないとだめならフルカラーモード (PNG-24) にすりゃいいし。柔軟。
半透明がつかえる!
いままでの GIF のように完全透過にする色をひとつだけ決めるのもできるし、アルファチャンネルを使って半透明表現も出来ます。うおぅ。
金を巻き上げられない!!(笑)
Unisys の言い分では、上納金をおさめた開発元の製作した画像ソフトで GIF を扱う分には一般ユーザーから金を取らない、となってます。が、結局開発元が払ったお金はソフトの単価にはね返ってますからして。そもそもすごく古い規格である GIF をいまだに使い続ける必然がまだ残ってるかどーか、という。

とゆーわけでボクは PNG 使ってます。

「夢の画像形式」「 GIF に取って代わる次世代の標準フォーマット」「普及は確実」と言われ続けておりますが、いつまでも次世代次世代いってちゃラチがあかないから使ってしまえ、と。ひとりひとりが使っていくことで普及するんぢゃああ!! と。とある方面の画像集めで(謎)、 PNG フォーマット自体にはけっこう慣れ親しんでた事もあるし。

ちょうど 1999 年 11 月 5 日に地球規模で「 GIF を燃やして PNG に移行しよーぜの日 (Burn All GIF's Day) 」があったので、それにあわせてこのサイトでも GIF を燃やして(廃止して)PNG に移行したのでした。

とはいえ、 PNG 使うことがいいことばっかりでもなく、不利益もやっぱりあります…。

不利益…

ほとんど統計誤差程度にしか残ってないけども、PNG をまったく表示できないブラウザも過去に多数存在してました。時と場合や場所によっては今でもそういうブラウザのアクセスが数 % を占めるかもしれないけど、一般的にはもう存在しないものとして扱って良いような。それはそれとしても、一見 PNG をサポートしてるように見えるブラウザであっても、実のところそのサポート具合には差があったりします。

下記にあるよーに、Netscape Navigator 4.x はまったく透過表示ができません。個人的にすごくウレシイ半透明 PNG に至っては、世の中の過半数を占めてる Windows 版 IE4/5/5.5/6 に欠陥がある理由でいまだおおっぴらに使えません。くそ。

フルカラー PNG が可逆圧縮で劣化がない、といってもさすがに JPEG よりは確実にでかいファイルサイズになるので、いくら ADSL 等のブロードバンド接続が普及してきているとはいっても、 WebPage に載せて使うにはちょっとキツい場面も多いのが現実。

あと、アニメ GIF に相当するもの(平たく言うとアニメする PNG ) MNG がまだまったく普及してないです。というか今後の普及の見込み自体が相当怪しい。 MNG を表示できるメジャーブラウザは 2001 年 2 月の段階で Mozilla (Gecko) 系のみ、 MNG を作れるソフトは…しらない(笑)。まぁあるんだろうけど。 (2001/02/11 追記:ありました…。 Giam など。しかし Win 版かぁ…。)  そんなわけでアニメ GIF の代替にはならんわけです。

だいたいこんなとこかな。

主要ブラウザの対応状況

主要ブラウザの PNG 対応状況は PNG Home Site の WWW and Online Browsers with PNG Support によると、以下のようになっている模様。

Internet Explorer (Windows)
3.0 以前ではまったく表示できません。4.0 以降で対応。透過は 1bit のみ。アルファ透過 PNG には IE6 になってもあいかわらず未対応で、半透明な透過部分が灰色になっちゃいます。
Internet Explorer (MacOS/MacOSX)
5.0 以降で対応。アルファ透過、埋め込みガンマ、プログレッシブ表示など、対応状況も良好。 4.5 以前は表示さえできませんでした。
Mozilla, Netscape6/7 等の Gecko 系ブラウザ (Windows, MacOS/MacOSX, Linux 他)
全バージョンで対応。対応状況も良好。
Netscape Navigator (Windows, MacOS, Linux 他)
4.04 以降で対応。ただし透過 PNG はまったくだめ。透過部分が透過しません。使えんやっちゃ…。4.03 以前 /3.x/2.x/1.x は表示自体ができません。(プラグイン使って表示するよーにすればできなくもないけどナンセンス…)
Opera (Windows, MacOS/MacOSX, Linux 他)
3.51 以降でとりあえずの対応、6.0 以降はアルファ透過などにも良好に対応。
Safari (MacOSX)
全バージョンで良好な対応状況。
iCab (MacOS/MacOSX)
全バージョンで良好な対応状況。
OmniWeb (NeXTStep/OpenStep, MacOSX)
2.0 以降で対応。3.0 以降はアルファ透過などにも良好に対応。

これ以外の物は上のリンク先を参照してくらはい。つまり現代のメジャーな現役ブラウザは、 Windows の IE 以外は PNG の持つ能力や特徴をほぼ発揮できる状態にはなってる。(NN4.x は現役とは言わない。言わせない。)

ウチのサイトにかぎったハナシですけど

当サイトの 2003 年 3 月のアクセス統計におけるブラウザシェア率より判断すると、来訪者のほぼ 99% が PNG をとにかく表示できるブラウザを使ってます。そのうち、 PNG-8 の 1bit 透過( GIF とおなじレベル)を正常に表示できないのはネスケ 4.x の約 1% のみ。この数字で言えばもはや PNG は完全に実用レベルでしょう。なぜなら、わけのわからん特定ブラウザ特定プラットフォーム依存の技術を使ったサイトを、マトモに閲覧できない場面のほうが、 PNG を表示できないケースより圧倒的に多いんですからして。わらい。

ただしアルファ透過な半透明 PNG については、世の中の最大多数派である Windows の IE のシェア率が理不尽に巨大で(当サイトでのシェア率約 80%)、しかも 6.0 となったいまだに未対応のままだから、ちょっと使えない。標準技術に対応するのはサボって独自拡張ばっかり一生懸命な、そういうクソダサブラウザの事なんか気にしなきゃいいという話もあるけど(笑)。しかしやる気が無いのもいいかげんにしろよ Microsoft 。

以上トータルしてウチのバヤイは、ページに載せる PNG は 256 色に限定して、透過も断腸の思いで 1bit の完全透過のみ。 アニメ GIF はモトモト嫌いというか、使う必然がこれまで無くてこれからも無さげなので問題なし、という状況。

参考りんく

一般の既存マスメディアがPNGのことをどう伝えているかは、たとえば以下などを参照ください。(情報が古いですけど…)


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.Created: 1999/11/05, Last-modified: 2003/04/01