ろりぽっぷすてっぷ

おもいで。

原作は「りぼん」で連載中!アニメは「アニマックス」で絶賛放映中!の「ウルトラマニアック」の本なのですー!…ゼイゼイ…。この本を初売りしたコミケ当日、何度もウルトラマニアックって何ですか?とか訊ねられたので声を大にして。どうやらヲタの大きなおともだちの間では意外なほどドマイナーだったという。「アニマックスじゃ残念ながら観れなくて」とかで無くて、「そんなの知りませんが何か?」な感じ。うーむ。(あ、わが家もアニマックスは観れないのだけど、ウルマニはどうしても観たいアニメなので、観れるツレの家でビデオ録ってもらったりとか、ごにょごにょな方法(謎)だったりとか。…だめじゃん。)

原作も読んでるけど、アニメ版のほうが好きなのです。原作はやはり少女まんがの王道を行く感じ。二人の主人公・仁菜たんと亜由たんの色恋沙汰や、そのへんの一歩間違うと血みどろドロドロにハマりそうなビミョーな人間関係がメイン。「魔女っ子」仁菜たんの「魔女っ子」味は、マジに刺身のツマ程度の扱い。変身なんかしませぬ。主人公二人制とはいえ比重は「ふつうの人間」で「巻き込まれ役」の亜由たんにある。んでもって登場人物はおしなべて裏表がある、といった次第。王道少女漫画の世界はオソロシーね(とか言ってみる)

ところがアニメ版はお約束というか王道を行く魔法少女モノに化けてる(笑)。仁菜たんはちゃんと一旦全裸になって萌えるフリフリ魔女っ子衣装に変身するし!無意味にバク転して無意味にかぼちゃパンツをサービスサービスだし!でもって神田朱未嬢の最強萌え声で「プラクティス♥」とか喋るの!そして無意味にウインクして「うふっ♥」だし!もうこれはハマるしかない!さらに!事あるごとに仁菜たんと亜由たんは手を握ったり抱きしめあったりするし!おまけに「好きな人の姿が写る魔法のカメラ」で仁菜たんを写してみたらどうよ。亜由たんの姿が写ってるんですヨ?(これ、原作とは違う展開だったりしてます)もうね、百合味ハァハァですよ!さぁハマるがいい!

まぁアニメ版の仁菜たんも今後は、原作どおりに某男子に惚れてく手はずになってるのだけど。うーむ。それと、アニメオリジナルキャラの魔耶たんがえらい動かしやすくいじりやすいキャラなのは分かるし、これまた萌えるキャラではあるのだけど、やっぱり仁菜たん亜由たんふたりの百合百合キャピキャピと魔法のドタバタを永遠に描いてて欲しいなぁー…。色恋沙汰は刺身のツマ程度でいいや。

というわけで、本の内容は仁菜たんと亜由たんのレズレズ。仲の良すぎるおにゃのこふたりがじゃれ合ってるうちに、なし崩しに百合百合〜…てな流れを出したかったのだけど、どうにもムリヤリ感が漂いまくり。エロパロはどっかに無理が無いと永遠にエロに入れないので、しょうがないのだけども。

中身(本文原稿)は例によってコンピタ上での作業。今回は、グレースケール塗りを網点化するのではなく、白黒二値の網点パターンやそのほか実体スクリーントーンによくあるパターンを「貼り込む」手法を初めて使ってみたです。線画(主線)はいつものコピー本のようにエンピツ線をスキャンした物。グレースケール塗りをそれに乗せると「ああエンピツ線だなぁ」という感じがするのだけども、今回の手法だと、なんだかつけペンで描いた線とあんまり大差ない雰囲気になったのが不思議。というか収穫。多様な網点の存在する画面の方が、やっぱりまんがの誌面的にはしっくり来るからだろうな。

ぼくわ昔からつけペンが苦手で苦手で、 10 年近く経った今でもホントにヘタクソで(そりゃあんまし描かないからダロ)。ペン入れって作業はほとんど、せっかく上手く描けた下描きをわざわざダメにする作業みたいな。…まぁ、自分が昔から理想としてきた線を思い通りにつけペンで引けるのであれば、当然そのほうが見てくれも印刷の仕上がりも良くなるのだろけど、この現状と自分の絵柄においては、エンピツ線そのままのほうがまだマシらすぃ……とゆー。


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.Created: 2003/08/22, Last-modified: 2003/10/14